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同じ、Carlsbadという名前の高級エリアがサンディエゴ北部にあるので、なんだか変な感じがしますが、こちらのCarlsbadは巨大な洞窟です。入り口からして、見たことのないほどの大きさでした。中はひたすら下に下に降りていくと広いお部屋のようになっています。ここはニューメキシコに来たら必見のスポット!

カールズバッド洞窟群国立公園の基本情報
カールズバッド洞窟群国立公園は、その深くて広い洞窟が有名なのはもちろん、Bat Flight Programというイベントでも知られているようです。
Brazilian free-tailed batsという種類のコウモリが、洞窟から無数に飛び出す様子が見れるプログラムです。
メモリアルデイ(5月末)から10月頃までと書いてあるので、もうすぐ始まりそうですね。
ホワイトサンズ国立公園からは南東の位置にあり、テキサスとの境にあります。テキサス側にもグアダルーペ山脈国立公園(Guadalupe Mountains National Park)がカールズバッドと隣接していますが、今回は行きませんでした。

洞窟群の中へは、セルフガイドツアーが可能で、個人で奥まで歩いていくことができますが、2023年の現時点では予め予約が必要です。(情報は変わるので、行く前に必ずウェブサイトをチェックしてください)
予約はこちらから⏩ recreation.gov
また、足場は整備されていますが、急な坂道を降りるので、歩くことに不安がある方は気をつけてください。

そして、照明はありますが全体的に暗いです。
ビジターセンターからエレベーターで降りることも可能で、エレベーター周辺はBig Roomという、メインエリアに繋がっています。割と平坦なエリアとなっているので、歩くことに自信がない方も安心してください。
地表の下には 119を超える洞窟があり、鍾乳洞は硫酸が石灰岩を溶かしたときに形成され、さまざまなサイズの洞窟群を見ることができます。
洞窟の実際の大きさはまだ解明されていないそうですが、現時点でわかっている分では、長さが30マイル(48キロ)でそのうちの3マイル(5キロ)が一般人に公開されているエリアとなります。深さは3段階に分かれていて、一番深いところで1,027フィート(313メートル)もあるそうです。

画像:https://carlsbadnewmexico.com より
このマップがわかりやすいので画像を借りてきました。
地表からかなり深く広く広がっているのがわかりますね。
こういう方はオススメしません!

アメリカ国立公園は、それぞれに特徴があり、全部オススメしたい!のですが、ここは例外かな、と思うので、こういった方は注意してください。
- 閉所恐怖症の方
- 坂道やでこぼこ道を歩くのが不安な方
- 暗いところが苦手な方(懐中電灯などの持ち込みはOK)
- ペット連れの方(洞窟の中は連れて行けません)
- 静かにできない方(うちの子はギリOKでした🤣)
国立公園までの行き方は?

私たちは、前日にホワイトサンズ国立公園に立ち寄り、カールズバッドに行きました。この二つはセットで訪れる方が多いようで、同じホテルに泊まっていた人を何人か見かけました。
ホワイトサンズのあるアラモゴードからカールズバッドへは166マイル(270キロ)約3時間のドライブです。
カールズバッド周辺には大きい都市はないので、飛行機で行く場合は、ホワイトサンズと同じく、El Paso空港が一番近い空港です。
ニューメキシコ州の一番の大都市はアルバカーキ(Albuquerque)ですが、テキサスのEl Pasoの方が近いです。
ベストシーズンは?

上記にも書いたように、コウモリの大群が飛び立つ様子を見たければ、5月から10月に行くのがオススメですが、やはりそれを目的に来る観光客が多いということで、混んでいる時期でもあるようです。
気温の面で言うと、夏は暑く、100℉(約40℃)を超える日もあるそうです。
比較的洞窟の中は涼しいので、何か羽織れるものがあった方がいいですが、お水をたくさん用意しましょう。
また、私たちが行った日もそうだったのですが、強風なことが多いようです。
こちらも洞窟の中は関係ありませんが、周辺をハイキングする際は気をつけたほうがよさそうです。
どこに泊まる?

カールズバッド国立公園内には宿泊施設やキャンプサイトはありません。
キャンピングカーでの宿泊も許可されていません。
国立公園から一番近い街は、White’s Cityで7マイル(11キロ)東に行ったところにあります。
私たちは、次の目的地が北と言うこともあって、もう少し北に行ったCarlsbadのホテルに泊まりました。
Carlsbadの方が大きいので、レストランも選べたり、買い物する予定があれば、そちらの方が便利かもしれません。
入園料は?

大人(16歳以上) $15
子ども(15歳以下) 無料
プラス、洞窟に入るには事前予約が必要です。年齢関係なく、一人$1の予約料金がかかります。
予約はこちら⏩ recreation.gov
予約は時間指定です。最終グループは2:30で締め切りなので、到着予定の時間に気をつけましょう。
また、カールズバッド洞窟群国立公園は、車両一台につきではなく、入園料は一人につきチャージされ、3日間有効です。
年パスを持っている場合は、細かくチェックはされないですが、個人車両に乗る人数であれば、1枚で全員分カバーされるようです。
観光・見どころ・楽しみ方

見どころは、やはり洞窟群でしょう。
洞窟の天井から、地上から自然と形成された鍾乳洞は芸術家が彫刻したようで、まさに芸術そのものです。
まだ未開の部分もあるとのことなので、ミステリーですよね!
洞窟の他には、ハイキングトレイルも初級レベルから、グアダルーペまで100マイル(161キロ)を歩いていく本格的なトレイルまであったり、夜には星空がとてもきれいに見えるようです。
今回のプラン

カールズバッド洞窟群は、ロードトリップの3日目でした。
1:30の予約をしていたので、余裕を持って12時ごろに到着。
洞窟内は水しか持ち込めないので、先に腹ごしらえ!とピクニックエリアで外ご飯をしようと思ったのですが、強風のため、車の中でランチ。
それからビジターセンターへ向かいました。
中に入るとすぐチケットブースになっているのですが、予約制なのを知らないで来てしまった人が多い印象でした。
下調べは大事ですね。

予約の時間になったので、洞窟入り口の方へ向かうと、レンジャーから洞窟内で気をつけることを念押しされます。
食べ物飲み物は中では禁止、中は暗いので十分気をつけること、急な坂になっていること、大声を出すと洞窟内に響いてしまうので小声で喋ること、などなど。
それから、いざ洞窟へ出発します。

入口はめちゃくちゃ大きいです!
鯨の口の中に入るようで、少し怖い気もしました。
道は整備されていますが、ジグザグ道で中に入ると目が慣れるまで真っ暗に感じます。
照明はありましたが、ほんのーり明かりがある程度で薄暗いです。
コウモリがいる時期の方が人気とのことでしたが、私は逆にいない時期に来てよかったなと思いました。
だって、急に暗闇からバサバサ〜ってきたら、音だけでも怖くないですか?
道幅は反対側の人とすれ違う程度の広さです。

時々歩いて戻ってくる人とすれ違いますが、帰りは急な上り坂です。すれ違う人の数も少ないので、ほとんどの人は歩いて降りて行っても、帰りはエレベーターで地上に戻る人が多いのだと思います。
そして一度中へ入ると、ビッグルーム脇のエレベーターまでは途中出口はありませんので、ちょっと無理かも、と思ったら早めに引き返した方がいいです。
エレベーターまでは早足で行っても20-30分はかかります。

私たちは子連れと言うこともあり、ゆっくり1時間ほどかけてビッグルームへ到着しました。
最初こそ暗い洞窟の中を楽しんでいた子供たちですが、なかなか終わりの見えない洞窟の中で飽きてしまい、ビッグルームに着く前に終わりはまだかまだかと言い始めました😅

ビッグルームに着くと、マップや注意書きなどインフォメーションが色々書かれた電光掲示板がありましたが、エレベーターという文字を見せないように、なんとか騙し騙しでビッグルームも一周することができました。
ビッグルームは名前の通りで、一周するのにもまたさらに1時間くらいかかりました。
ビッグルームの散策も、右回りか左回りか選べますが、途中で出たくなっても引き返す以外は近道はありません。
この先には、さらに不思議な形の鍾乳洞が無数にあったり、底があるのかないのかわからない水溜りがあったり、お願いだから迷子にならないで〜と願いながら歩いていました。

とってもわかりにくいですが、水溜りがあります⏫
ちなみに、よっぽど歩道を外れたり立ち入り禁止区域に入り込まなければ、迷子にはならないと思います。
洞窟の中にはレンジャーが歩き回っているので、質問をすれば答えてくれますよ。
2時間以上洞窟の中を歩いたので、帰りはもちろんエレベーターで地上へ出ました。
夕方でしたが、ずっと暗闇だったので外が眩しい!
とても広い洞窟だったので、世界一かと思ったんですが、上には上があるようで、アメリカではケンタッキー州のMammoth Caveの方が大きいそうです。
ちなみに世界一はベトナムにあるそうですよ!
観光ように整備された歩道を作ってくれた先人たちに感謝です🙏
ロードトリップ4日目に続く